占い・スピリチュアルに関係する法律まとめ

99_その他

占い師が鑑定をしたり、スピリチュアルカウンセラーなどがクライアントの相談に乗ったり。

パワーストーンなどの物販を行う場合もあるかと思いますが、基本的には「サービス業」という分類になります。

しかし、ただでさえ怪しいと見れがちな占い業界。

例えば同じサービス業の美容師などは「美容師法」で職務や資格について規定されていますが、特に占い師を規定or保護するような法律もありません。

占い師は自衛のためにも、関連する法律知識を身に着けておきましょう。

以下では、◯◯は××法に抵触するのでNG、といった「べからず集」的な形で関連する法律について解説しています。

占い全般

「あなたの寿命はあと◯年です」医師法
→資格を持った医師以外による病気の診断等は医師法により禁止されています。
 寿命の宣告や病気の診断は医師法違反だけではなく、脅迫罪にもつながりかねません。

「○○さんを占いました」個人情報保護法
占い師もサービス業である以上、個人情報の取り扱いには注意が必要です。

仮にSNS等で「あの俳優の◯◯さんがお忍びで鑑定にいらっしゃいました~♪」などと書き込んだら、「個人情報保護法」違反となってしまいます。

個人情報保護法では明確に罰則を規定しているわけではありませんが、占い師もサービス業である以上、個人情報の保護は遵守すべきでしょう。

また、「個人情報」とは、ざっくり言うと「その人を特定できる情報」です。

例えイニシャルトークにしたとしても、「最近女優と離婚した芸人のT・Sさんが来店しました~」もNGなので、ご注意を。

アロマテラピー、ホメオパシー

「このエッセンスは◯◯に効果があります」薬機法
「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器について、それぞれ定義し、ルールを定めている」のが薬事法です。

今は一般的に普及しているアロマオイル、アロマエッセンスですが、

「エッセンシャルオイルが肌の血行を促進」の表現などは薬機法違反になります。

【参照】
薬事法マーケティングの教科書
https://yakujihou-marketing.net/archives/257

タロット占い、カード占い

「今日の一枚引きは画像のカードです」著作権法
よくブログやSNSでタロットリーダーさんがカードの画像をUPされています。

必ずしも法律違反、という訳ではありませんが、こちらも実は注意が必要です。

ご存知の通り、著作物に関しては「著作権法」という法律があります。

著作権法によると、基本的には、

「作者の同意なく、著作物を公の場に公開することは禁止」

が原則です。

なので、占い本の表紙および中身を撮影してネットへUPしたり、カードの画像をUPしたりも基本的には禁止となります。

が、その一方でそのルールを厳格に適用すると、そもそも本やカードの紹介もできません。

そこで著作権法では、

「その目的からみて、正当な範囲内で引用されるものであれば、「引用」しても構わない」

としています。

明確に判例がある訳ではないのですが、カードの位置引きやスプレッドの画像をネットにUPすることは、この「引用」にあたるかもしれません。
一応、カードリーダーの占い師さんはそのあたりは留意しておくと良いかと思われます。

一方で、本の中身を丸々引用したり、本文を写真撮影してネットにUPするのは、著作権法違反を問われる可能性が高いので、ご注意を。

番外編:占い師への誹謗中傷から身を守る法律


ちょっと番外編で、占い師にとってメリットのある法律について。

占いやスピリチュアルというサービスの特性であったり、あるいは女性が多いという業界の特性からか、ネットでの誹謗中傷に悩む占い師さんも多いかもしれません。

ネットでの匿名性を利用して誹謗中傷してくる人がいるのも残念ながら事実ですが、泣き寝入りするしかないかと言うと、必ずしもそうではありません。

そもそもネットでの匿名性は実は「ありそうでない」ようなものなので、「犯人」を特定し、しかるべき処置を行うことも可能です。

最近見たなかでは下記の記事が詳細に記載されているので、ネットトラブルに悩む方はご参照ください。

【ツイッターでの中傷投稿への法的対応事例-ネット中傷対策】
http://warbler.hatenablog.com/entry/2019/07/25/195908

まとめ

「べからず集」的な形であれはダメこれはダメと書いてきましたが、基本的には一般常識を備えた占い師さんであれば問題はないかと思います。

また、上記番外編で書いた通り、法律は占い師を縛るためのものではなく、守るための盾にもなります。

法律を知って遵守することは、クライアントや占い師を守ることにもなります。
参考になれば幸いです。

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